■４■　バンカーの目玉からの脱出

 

セカンドショットをちょっとミスって
グリーン周りのバンカーにボールがつかまる。
よくあることですよね。

行ってみると、

な、な、なんで～！！
目玉になってる～・・・。（涙）

でもそんなに悲しまないでいいんですよ。

僕は反対に目玉になっているほうがラッキー！
と思うんです。

ピンの位置が特に奥にある、
グリーン面を長く使える
距離のあるバンカーショットなら
目玉のほうがやさしいんです。

なぜなら、グリーンにさえボールを落としたら
あとは勝手に転がってくれるんです。

もし、ピンが手前のときは潔くピンそばにとめることは
あきらめて、とりあえずバンカーから脱出して
どこでもいいからグリーンに乗せること
を最優先に考えます。

 

 

では、目玉ボールの打ち方です。

 

①スタンスは普段のバンカーショットのように
ややオープンに構えます。

SWのフェースはやや開く程度にセットします。
むしろ開かなくても構いません。

 

 

目玉ボールの打ち方の特徴は

 

「大根切りスイング」だ～！！

 

②テイクバックは思い切って
前方に縦にあげる

とにかくテイクバックもフィニッシュも
自分の体の正面で、

まるで剣道のメーン！をするような
イメージで縦に振ります。

 

下の写真のAは
普段のバンカーショットのテイクバック。

写真Bは
目玉の時のテイクバック。

　　

 

スタンスのラインよりもさらに外にあげます。
極端に真上にあげる感じでもちょうどいい。

縦に振るイメージでも肩が回転するので
実際は写真のようになるが、

かなり外にテイクバックが上がっているのが
わかりますね。

③ボールの手前に向けてヘッドの重みだけで
クラブヘッドをストンと下に落とします。

力任せに振ってもヘッドの重みだけで打っても
結果はそんなにかわりません。

下半身の動きは極力抑えてください。
まさに「大根切り」です。（笑）

フィニッシュなんてとっちゃだめ！

 

 

④そのフィニッシュですが、
砂にぶち当てたら、
またクラブをテイクバックをしたもとの位置に
引き上げます。ここがポイント！

　　

 

 

どうしても手前に切ったピンに寄せたい人は・・・

この大根切りをする際に、
ボールの手前にヘッドを落とすと同時に
クラブを引き上げる動作を、
より大きくとってみてください。

すると、目玉ボールがふわっと
上がってくれます。

へんな打ち方だと思うでしょうけど
少し練習すればできますよ。

普通のバンカーのライからでも
このテクニックは使えます。
ふわっとボールが上がりますから
ぜひ、トライしてください。

(by REX)