⑯障害物を回避する打ち方3~低いスライスボール

■16■ 障害物を回避する打ち方3~低いスライスボールを打つ

 

以前の<トラブル脱出2>でご紹介した
障害物を回避する打ち方で紹介した
スライスボールを打つの応用です。

 

状況は、グリーン(ピン位置)に向かって
前方に大きな木が結構先のほうまで
出っ張ていて、まっすぐグリーンに向かって
ボールを打つことができず、
左から低いスライスボールで
グリーンを攻める場合
です。

 

もちろん、初心者は無理にグリーンにのせる
ことを考えずに、第3打目勝負をする覚悟で
グリーン手前のフェアウェイに確実に
ボールを出すことを選択してください。

 

 

まず、飛んでいくボールのイメージを
しっかりと描きます。
↑ここ大事!

ここでは、ボールの飛びだす方向は前方に
見えているグリーン手前の右バンカーの
左端方向です。

この方向へ前方の木に絶対に当たらない低さ
のボールで飛び出し、スライスしながら
グリーンの右半分方向へポンポンと転がりながら
乗っていく、というイメージを頭に描きます。

 

次に、アドレスを取ります。

クラブフェースは打ち出したい方向
つまり、ここではグリーン手前の右にある
バンカーの左端方向にセットします。

 

スタンスはセットしたクラブフェースの方向
よりやや左向きにとります。
ややオープンスタンスになります。

これで、スイング軌道をカット軌道
(アウトサイトイン)になるようにします。
これでスライスさせる準備を作ります。

 

ボールの位置は真ん中~右足寄りにします。
右足寄りに置けば置くほどボールは低く出ます。
これで低いボールが出やすくなります。

準備ができたら、あとはスタンスを取った
方向にクラブを振ります。

 

ここがポイント!
クラブフェースを上から入れるイメージで
コンパクトに振ります。
このイメージでボールが低くなります。
さらに、インパクト後の左ひじを大げさに
抜いてください

左ひじを大きく抜くことでフェースの返りが
おさえられ、よりスライスしやすくなります。

 

これでボールはフェースをセットした方向に
飛び出します。スイング軌道は
アウトサイドインなので
ボールはスライスします。

 

今回は上級者向けの脱出方法です。
練習場でもこういう景色を想像しながら
実際に曲げるボールをどんどん練習して
ください。

ゴルフはゲームをするスポーツ。
真っすぐ打つ練習をするだけでなく
意識してボールを曲げて打つ練習を
積極的にやりましょう。
ゴルフがもっと楽しくなります。

 

(by REX)