③障害物を回避する打ち方2~スライスボールを打つ
■3■ 障害物を回避する打ち方2~スライスボールを打つ
障害物がボールの前方にあるとき、
フックボール か スライスボール で
それを回避する方法を考えます。
今回は障害物の左側からしかボールが打てない場合です。
たとえば、この写真の状況では、
前方に大きな木があってグリーン方向に
まっすぐにボールが打てません。
右サイドは木がたくさんあって打てず、
左サイドのフェアウェイサイドからボールを
まわしてグリーンを狙うことができますね。
フックボールに比べスライスボールを打つほうが
はるかに難しいですが、
基本的な打ち方を覚えて、
練習場などで意識的にスライスを打つ
練習をしてみてくださいね。
では、スライスボールを打つためのポイントです。
わざと大げさにスライスボールを打つ打ち方です。①クラブフェースをボールを最終的に打ちたい
目標方向にセットする。
②アドレスは打ち出したい方向にセットする。
③アドレスを取った方向にいつもどおり
スイングする。
基本的にフックボールの打ち方と
まったく逆のことをします。
スライスボールの打ち方でーす。
①クラブフェースをボールを最終的に打ちたい
目標方向に向けてセットします。
ここでは木の真裏にあるグリーンに向けてセット。
これはフックボールの時と同じ。
クラブ選択は、
スライスボールを打つためにフェースを
意識的に開いてセットするので、
ロフトがついて距離は飛ばなくなります。
また、ヘッドスピードも落ちるので
曲がり幅が大きいほど距離もでなくなります。
なので、大きめのクラブを選択してください。
次にスタンスの取り方です。
②クラブフェースを①でセットした方向に向けたまま、
スタンスはボールを打ち出したい方向にとります。
ここでは前方の高い木の左側に向きます。
具体的には赤丸で囲んだ木を目標にして
立ちます。
足、腰、肩はすべてこのスタンスの方向に
真っ直ぐにセットします。
正面から見たら、
かなりクラブフェースが開いて構えている
のがわかりますね。
ボールの位置はいつもよりも右側になります。
慣れないととても違和感のある構えですが、
これでいいんです。
あとは、
③今とっているスタンスの方向に
スイングをするだけです。
クラブはスタンスの方向に振るのですが、
実際はその方向よりももっと左にクラブを
振りぬくイメージで振ってください。
ここがポイント!
フェースを開いたものを振ると
無意識にフェースを返したくなるので、
左肘を左に抜くくらいの気持ちで振ると
ちょうどいい感じになります。
左手の甲をずっと自分の方向に向けたまま
フィニッシュをするイメージです。
ロフトのあるPW以下のクラブのフェースを
開いて使うと、
いきなり右へボールが飛び出しやすいので、
できるだけロフトのないクラブで
トライしましょう!
いつも言ってますが、練習でまっすぐな
ボールを打つばかりではなく、
わざとフックボール、スライスボール、
低い球、高い球などいろんな球筋の
ショットを打ってボールを操ることを
楽しんでください。
きっとコースに出たときに役に立ちますよ。
(by REX)