THE PLAYERS を終えて
The Playersトーナメントが終わりました。
この1週間、現地トーナメント会場で現地レポートの仕事で駆けずり回っていた
レックス倉本に今年の試合の印象など聞いてみました。
—テキストでお読みになりたい方は以下をご覧になってください—
(みほ)お疲れ様です!
今週はTHE PLAYERSに練習日からいましたが、
シンプソン選手の余裕の優勝となりましたが
どのように見ていましたか。
(レックス)びっくりしましたね。2日目からの快進撃で彼のゲームを支えたのは
彼の持ち前のショートゲームはもちろんですが、ドライバーのティーショットが
非常に良かったですね。
彼の一番のアキレス腱がロングゲームなんですが、
今週はそれが彼の一番の武器となっていました。
彼のショートゲームがあって、フェアウェイをとらえる能力があれば
それは鬼に金棒、彼にとっても完璧なゲーム運びだったと思います。
(みほ)大会を盛り上げたもう一つに話題で、タイガーの猛チャージが
土曜日にありました。日曜日もチャージがきかけて
最後は少ししぼんでしまいました。これはタイガーの調子が上がってきた
とみていいんでしょうか。
(レックス)もちろんですよ。特に今日の朝のウォーミングアップをみましたが
素晴らしいの一言です。
優勝争いに絡み始めて、あそこまで仕上げてスタートできるってことは
タイガーの完全復活はすぐそこまで来ていると思います。
ただ、昨日と今日のラウンドで彼のバックナインでスコアーを伸ばしてきて
今からスコアーをもうひと伸ばしたいところ、今までのタイガーなら
それができる展開で最終日にスコアーを崩してしまったということは、
ひょっとしてタイガーの集中力のキャパシティーが
全盛期の頃より少なくなってきているのかもしれない。
それが怖いというか、心配なんですけど。
今からのタイガーの活躍に期待したいです。
(みほ)週末、日本人選手がいなくて寂しかったのですが、
レックスから見て松山英樹選手の状態は良くなってきていると見ていいのでしょうか。
結構、表情は明るかったようですが。
(レックス)いやー、間違いなく今からもうひとつ上のレベルに向かう
ちょうど過渡期にいるんじゃないでしょうか。
彼のボールストライキングのクオリティーは今までより1段2段くらい
上になってきてると思います。
あとはそれに慣れて、ゲームで今の技術を発揮できるような
トーナメントでの経験値ができてきたら、それを勝負所で応用編で使えて
いつものようなマネージメントができると思います。
今回は、本人が新しいテクニックを自分のものにはしているのだけれど
トーナメントで使えるだけの引き出しというか、
そこまでまだコンファタブルになっていないだけだと思います。
今からあと1ランク2ランクくらい上がった松山選手のボールストライキングが
見られると思いますよ。
(みほ)わかりました。来年の開催は3月ということで時期も違って
読めないTHE PLAYERSになるかもしれませんが、楽しみにしたいと思います。
有難うございました。
(レックス)楽しみにしてください。
14,462 thoughts on “THE PLAYERS を終えて”