⑭えっ、カラーからパターで寄せないの?

■14■ 絶体絶命!チョー下りのアプローチ

 

ちょっとグリーンを狙うショットが
強かったかな・・・・。

行ってみると、
やはりグリーン奥のカラーにちょっと
オーバーしている。

 

カラーからのアプローチだから、
一番簡単なパターで寄せよう。

 

!!!!
ところがである。

 

奥からは、チョー下りなのだ!
本当にチョー下り!!

 

カップのところで止めるのはかなり困難!
(写真で見るよりもっと傾斜がある)

 

 

そこで、こんなピンチの時の
とっておきの私の対処法です。

 

今回はちょっと上級者向き
トラブル脱出レッスンです。

 

 

私は、この状況では
サンドウエッジを使います。

ボールはちょっとカラーにはずれただけ。
普通では迷わずパターで寄せます。

 

でも、このように傾斜がかなりきつい
下りのラインでは極力オーバースピンが
かからないように打ちたい。
↑↑↑ここがポイント!

 

パターで打つと
ボールにオーバースピンがかかり、
きつい下りのラインではボールは止まら
ず距離をあわせるのが困難。

 

そこで、サンドウエッジを使います
サンドウエッジでちょこんと
ほんの少し打つ
のです。

 

 

下りのライからSWでほんの少しのアプローチ
をするのは絶妙なタッチがいります。
カンタンではありません。

 

たくさん練習を重ねるしかありません。
なので、今回の方法は中~上級者の方が
トライされてみるといいと思います。

 

このアプローチのポイントは、
バックスイングはまっすぐにあげて
ダウンスイングは右ひじの内側から
フェースが開き続けてはいり、
インパクトで自然に(勝手に加速してくれて)
スクエアにヒットする感じ。

 

アイアンショットでボールをクリーンに
打つときのイメージでしょうか。

低めにスピンの効いたアプローチ
をする感じです。

 

言葉で書くのは難しいですが・・・。

 

先ほどの
「右ひじの内側からフェースが開き続けて
はいる」感じがスピンの効いたアプローチ
をするのには必要ですよ。

 

打ち込みすぎず、
もちろん、すくってもだめです。
低めのコンパクトなバックスイングから
下り傾斜に沿ってヘッドを滑らせます

フォロースルーは下り傾斜通りに
下に向かって出していきます
大きく振り上げることはしません。

すると、ボールがやや低めにポコンと
飛び出し、バックスピンがかかるので
ボールが地面に落ちてからはスピードを
ころして転がります。

パターではオーバースピンがかかるのに対して
SWを使うとバックスピンを使えるので
ボールが下り斜面を転がるスピードを
おさえられます。

 

とにかく練習です。
練習を重ねてぜひトライしてみてください。
パターで打つよりも距離がきっと
合わせられますよ。

 

これができない方は、
一番ミスの少ないパターで、
少々オーバーしても
気にしないで次の返しのパットに
集中しましょうね。

 

ゴルフはゲームをするスポーツ。
いろんなトラブルがコース内では待ち受けて
いますが、その時の状況を受け入れて
脱出に果敢にチャレンジするスリル感を
楽しみましょう。

そのためにも、練習練習!

 

(by REX)