質問箱~パー3でパーがとれません。

Q : 2019年8月 埼玉県にお住まいのN.W.さんからの質問です。

ゴルフ歴15年の中年ゴルファーです。月に2回はコースに出てラウンドをしています。平均スコアーは95。上手くいけばボギーペースでプレーできるくらいにはなりましたが、パー3での悩みがあります。パー3でパーがなかなかとれません。ティーアップしてティーショットを打てるのに、なぜかうまくいきません。まず、ティーショットがグリーンにのりません。ショートしたり、手前のバンカーに入れたりすることが非常に多いです。パー3でパーがとれるようになれば90を切ることも見えてきそうなので、パー3のプレーの仕方を教えてください。(N.W. 44歳、月2ゴルファー、埼玉県在住)

 

A : 回答

音声での回答はこちらから。

 

テキストはこちら。

N.W.さん、ご質問有難うございます。
90が切れるか切れないかというころは
ちょうどラウンドするのが楽しくなって
くる時期ですよね。

ぜひ、パー3を制して
90の壁を突破してください。

さて、パー3でパーをとる秘訣、
パー3の攻め方なんですが
アマチュアのゴルファーの方たちと
ラウンドして僕がいちばん感じているのは、

初級、中級者のゴルファーさんたちは特に
パー3でティーショットがグリーンに届かない
ということがすごく多いということです。

なかなかピンハイの距離まで打つ人は
いませんね。

N.W.さんもおっしゃっていますが、
ティーアップしているのに
なかなかグリーンに乗らない。
それも、ショートのミスが
圧倒的に多いですね。

パー3だとグリーンにさえ乗れば2パットで
パーが取れる確率がぐっと上がりますから、
ここはやはりどこでもいいから
まずはグリーンに乗せることが
第一優先ですね。

では、どうしたらグリーンに乗るのか。
アマチュアゴルファーの方に
ぜひやってほしいポイントが2つあります。

 

ポイント⓵ 自分の飛距離を正確に知る

よくあるショートする原因はふたつ。
芯に当たらずミスショットになるか
自分の飛距離を把握していないか。

たとえば自分は8番アイアンで150ヤード
飛ぶと思っていても、実は計測してみたら
150ヤード飛んでいないことも
よくあることです。

ゴルフ場の表示が表示通りでなかった
ってこともあるかもしれませんが、
今はレーザー計測器があるから
そこはかなり省ける要因だとは思います。

まず、各クラブの自分の正確な飛距離を
わかってもらいたい。

当たり前のことなんですが、意外と自分の
飛距離をちゃんと把握してプレーしてる人は
少ないんですよ。

どうみても、そのクラブじゃグリーンに
届かないだろう、というクラブで無茶振りして
ミスショットを繰り返す人はホント多いです。

もっと言うと、
そのクラブで最高に飛ぶ距離を知ってください。
反対の言い方をすると、
そのクラブでどんなに頑張っても
これ以上は飛ばない、という飛距離を
把握してください。

たとえば、8番アイアンだったら
どんなに頑張っても160ヤードは飛ばない、
というのがわかっているとします。

 

ポイント② ショートしたくなかったら
グリーン奥までの距離を基準に攻める

たとえばグリーン奥までの距離が160ヤード
だったとします。

8番アイアンでは160ヤードは絶対に飛ばない
のを知っていたら、8番アイアン持って
一番奥まで目指して打って、それで一番上手い
こといったらグリーンの奥に乗りました。
少しあたり損ないならグリーンの真ん中から
手前に乗りました。少々のあたり損ないでも
グリーンの手前になんとか乗りました。

という攻め方になります。

恐らく18ホールでパー3が4回あって
ほとんどのアマチュアゴルファーは、
おそらく70-90%の確率で4回中3回は
グリーンの手前にショートしていると
思います。

たまにいいショット打ったとしても
ショートして、「あー、風が吹いてたなぁ」
なんて言ったりしますが、
あれはほとんどの場合、自分の飛距離を
ちゃんと知らないことが原因ですね。
どうあがいてもショートするね、という
攻め方をしている人がたくさんいます。

ただ、距離が長いパー3になったら、
5番アイアン持つのと、たとえば自分が
その距離を打てると信じて7番アイアンを
持って打つのだったら、

やはり5番アイアンだと当たる確率も
小さくなるから、小さいクラブを持ちたい
と思うのは、それは心情的にわかりますから

そこそこ距離が長くないパー3に関しては、
たとえばピンが手前にきってあったら、
手前のピンを狙うのももちろんいいですが、
グリーンの一番奥を基準に考えてみる
というのも一つの手じゃないかと思います。

グリーンに絶対に乗せられるクラブ、
そしてグリーンを絶対にオーバーしないクラブ
というのを分かったうえで攻めていけば
届く距離であるパー3(人によってそれは違う
と思うけど)、7番、6番アイアンくらいまでで
打てるパー3なら、グリーンの奥の距離を基準に
そこからホール攻略を考えてみる
というのは有効だと思います。

かなり勇気はいると思いますが、
ぜったいにオーバーしないとわかって
攻めたら怖さもなくなると思います。

このふたつのポイントをまずはしっかりと
おさえていれば、パー3だけでなく、
他のホールでもグリーンを捉えるチャンスは
かなりアップすると思います。

ぜひ、自分の飛距離を知ることを
どこかのタイミングで取り組んでください。
それが出来たうえで、次に
補足的にポイントとなることは
風の読みですね。

 

ポイント③ 風への対処方法を工夫しよう

ゴルフというゲームは、
特にショットは風の影響を受けます。
どんな風が吹いているかをよく観察して、
風とともに攻めることをしてみてください。

以下、それぞれの風のときに注意する
ポイントです。

 

(例)フォローの風
⇒ティーは高めにするとボールが上がって
風に乗せられる。

アゲンストの風
⇒大きめのクラブを持ちますが、
強振しないこと。
クラブを振りすぎたらまず芯に当たる確率が
悪くなり、振れば振るほどスピン量があがって
ボールが吹きあがり風に負けてしまう。
ヘッドスピードを押さえることによって、
弾道は低くなるし、芯に当たる確率も上がって
棒玉がでやすいので風の影響を受けにくくなる。

横風
⇒絶対に風と共に攻めること。
右からの風には右を狙って打って右から風に
乗せる。風とケンカさせない。
左からの風には左を狙って左からの風に乗せて
グリーンの真ん中に落とす。
このとき、右、もしくは左を狙って構えたら、
その構えた方向に向かってクラブを振ること。

以上

N.W.さん、今回の考え方がN.W.さんの
お役に立てましたら嬉しいです。
そして、パー3でグリーンをたくさん捉えて
90の壁を突破できることを応援しています。

また、引き続きご質問がありましたら
質問箱までお寄せください。
有難うございました。

レックス