トラブル9


ディボットからの脱出




セカンドショット地点に行くと・・・

え"ぇ"〜〜!!

ディボットの中にボールが・・・(涙)。

何度遭遇しても悲しくなる瞬間です。

ディボットに入ったボールも、易しく脱出できるものもあれば、プロでもこれは無理だという状況もあります。 ディボットに入った時点でナイスショットはできなくても当たり前と潔く気持ちを切り替えるのが一番大切ですね。←これ大事!


たとえば、写真Aではディボットが打ちたい方向(赤い矢印)と同じ方向に取れています。この場合はクラブフェースがディボット跡どおりに抜ければいいので比較的簡単に脱出できます。

でも、写真Bではどうでしょう。打ちたい方向が赤い矢印だとすると、ディボット跡に逆らって打つことになりクラブフェースが上手く抜けるはずがありません。難しいです。私のように経験を積んでいる人でもそうカンタンに目標に打てません。これはこれでまたコツがありますが、アベレージゴルファーがこんなディボットに入ったら、深く考えず、どんなクラブを使ってもいいからとにかく出すだけに専念するのが先決です。ナイスショットなんて無理です。あきらめましょう。(期待はずれでごめんなさい^^。)


また、ディボットに砂があろうがなかろうが、ボールがどれくらい地面から出ているかで難易度が全く変わります。

この図の上のボールは地面から半分以上見えています。クラブフェースがボールとコンタクトできる面が多くなるのでボールも上がる余地があります。

でも、下の図のボールは地面から半分以下しか見えません。こんな場合は、クラブフェースがボールにあたるところが少ししかありませんので、ボールも上がりませんし まともなショットはまず無理です。どう打ってもだめです。やはり、さっさとあきらめましょう(笑)。ゴロでいいから脱出しましょう。


では、比較的簡単に脱出できる状況(ディボットと同じ方向に打つ、ボールが半分以上地面から出ている)でのポイントです。

@ボールはいつもよりも真ん中よりに置く。
Aグリップは少し短めに持つ。
B両膝を左に少しスライドするイメージでクラブのリリースをいつもより遅くする。すると、クラブは鈍角に、しかし、力強くボールにアタックするので強いインパクトが可能になります。←これはちょっと高等テクニック。アベレージゴルファーにはちょっと難しいショットですが、イメージだけでも持って打ってみましょう。

クラブ選択ですが、よく大きめのクラブを持とうと聞きますが、私はいつもどおりのクラブ選択でいいと思います。大きいクラブを持つほど脱出が難しくなりますからね。
残りの距離がロングアイアンなどになる時は迷わず5Wやユーティリティクラブを活用することをおススメします。
クラブを鋭角に打ち込みすぎて、くれぐれも怪我をしないように気をつけて!















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