トラブル15


REX流アプローチの打ち方のヒント



冬場の芝は芝が枯れてペチャっと地面に寝ていることが多いですね。 さらに、地面が湿っていると・・・

もう、そのライを見ただけでうまくアプローチができる気が起こらない人も多いと思います。 明らかに、難しいライです。そう簡単ではありません。

こんなライからのアプローチの仕方はいろいろあります。
クラブフェースをかぶせて上からぶちつけるようにボールをヒットして転がしたり、 ユーティリティクラブや5Wなどで転がしたり、パターで転がしたり・・・。 どんな方法でもカップに寄ればオッケー。
「トラブル12」も参考になりますよ。

今回はちょっと中級者以上のプレーヤーに試してみて欲しい
僕流のアプローチの方法です。

拡大写真はクリック!
よく皆さんがこんなライから打つときは、写真のようにボールを右足もしくはもっと右足の外ぐらいに置いてフェースをかぶせて鋭角にヘッドをボールにぶつけてヒットする方法が多いと思います。これもひとつの方法です。間違いではありません。

この打ち方だと、ボールが強く低く出るのでランが多く、距離感を出すのがちょっと難しいですね。 ランニングアプローチならオッケーですが、スピンをきかせるのではなくロフトどおりにボールを上げ、 高さで止めるためにはこの打ち方では限界があります。
ヘッドが鋭角に入るためヘッドが地面に突き刺さりやすいくスピンの効き方がまちまちです。


私は、アプローチでは鋭角ではなく鈍角にクラブフェースを入れて打つようにしています。 そうすることで、スピン量が一定になりロフトどおりにボールがあがり、高さでボールを止めやすくなります。

意外かも知れませんが、結果的にインパクトゾーンが低く長くなり、一番安全にアプローチができる方法です。 これはどんなライにも対応できます。

まず、アドレスでのボールの位置は両足の真ん中あたりにします。


この打ち方のポイントは、クラブをボールに対して鈍角に入れること。 クラブをできるだけ内側の軌道から入れます。

どんなイメージかと言うと、バウンスを滑らしながらボールを掃う感じ。 右手を内側に絞りながら、アドレスの位置よりももっと体の近くに手を通すように振ります。

実際にトライしてみたら気がつくと思いますが、狭いスタンス幅の中での体重移動が不可欠です。 両足から両脇の内側の筋肉が使われているのを実感するはずです。


ちょっと初級者の人には難しいかもしれません。もちろん、中級、上級者も練習なしにはできませんので 一に練習、二に練習・・・練習しか体得する方法はありません。

今回のヒントはあくまでも上級者用のハイレベルなアプローチです。 トライしてみる価値はありますよ。

難しすぎたらあきらめて、とことんパターか5Wで転がしてください。一番信用のできる方法です。















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