アメリカの大学のHall of Fame



おとといからテネシー州に行って来た。
テネシーと言うと私が卒業した大学があるところ。
イーストテネシー州立大学にスカラシップ(奨学金)をもらって通ってました。
もちろん、ゴルフでのスカラシップ。

なんと、この僕がその大学のAthletics Hall of Fameに選出されたのだ!!
私の妻にいったら、Hall of Fameって何?と
拍子抜けのコメント。日本ではあまり聞かないのかな?
日本のゴルファーでは、最近では青木功さんと樋口久子さんが
ワールドゴルフのHall of Fame(殿堂)入りをされたんだよ。
とにかく、私の大学時代のゴルフ部での活躍などを評価していただいて
その大学の歴史に名前を刻んでもらえたということを説明して
やっと理解してもらった。あー、しんど。

その知らせを1ヶ月前に受けてから、嬉しいのと、恥ずかしいのと、責任を いまさらながら感じるなど、複雑な心境。
でも、私にとってはやはり激動の大学時代だったので、本当にこの知らせは すごーく嬉しかった。

その表彰式があって、ひさびさに約5年間過ごしたテネシーに行ってきた。
この時期のテネシーは山々の紅葉が最高にきれいだったね。

私の大学では2年に一度、このAthletics Hall of Fame を選出するようだ。
今回私とともに殿堂入りした人達は、大学スポーツの花形バスケットボールの選手男女、
陸上競技選手、野球選手、テニス選手そして、ゴルフの私で計6名。

表彰式は大学のバンケットホールで行われ、約200人ほどの関係者が出席。
食事をしたあと、6名の殿堂入りした人たちの表彰式が行われる。
それぞれのプレゼンターが殿堂入りした人の活躍などを紹介。それを受けて 私達はスピーチをする。

いやー、このスピーチがめっちゃ緊張したのよね。
スピーチしなくちゃいけないと数日前に聞いてから、
えらいこっちゃと、パニクッた。日本語でさえ、スピーチした記憶がないのに
大変だ。おかげで直前までスピーチ作成とその練習で
あまり眠れなかった。知人の弁護士にだいぶ助けてもらったけどね。

何とか、私のスピーチも、笑いを誘うところでちゃんと笑ってもらえたし
私の喜びと大学関係者への感謝の気持ちも伝わったようで
約8分間の緊張の時間が終わって、今は本当にホッとしている。

アメリカ人はおしゃべり好きというか、スピーチするのがほんとに楽しそうで、
6人のスピーチとそのプレゼンターの計12人のスピーチが終わるのに
なんと3時間以上もかかった。聞いているのも結構大変だったよ。

ほとんどのアメリカの大学では、大学時代に際立った活躍をして
大学の発展に貢献した人たちをたたえるこのような表彰をするのが 普通。
大学では年に一度卒業生達を迎え入れるHomecoming Weekというのがあって、いろんな催しがされるんだ。
今回私が出席 したAthletics Hall of Fameの式典もそのひとつ。
卒業生達はこの週を楽しみにして、自分達が過ごした大学の地に足を運ぶ。

アメリカはたった200年の歴史しかない国だけど、そのわずかな歴史を
大切にして、これからも歴史を創り上げようとする精神がこんな
殿堂入りの習慣を作っているんだと思う。





(REXのブログ ”フロリダ☆ゴルフライフ” 2004/10/13 より)


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